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DaVinci Resolve Fairlightとは?音声編集ページの基本と活用

2026年2月20日
この記事の要点

FairlightはDaVinci Resolveに統合された音声編集ページで、映像と音声を一つのソフト内で完結できるDAW機能を提供する。

目次

  • はじめに
  • Fairlightとは — DaVinci Resolveに統合された音声編集ページ
  • Fairlightを一言で説明すると
  • なぜ動画編集ソフトにDAW機能が統合されているのか
  • Fairlightの主な機能と特徴(概念レベル)
  • マルチトラック音声編集
  • EQ・コンプレッサー・ノイズリダクションなどの音声処理
  • ADR(アフレコ)・音声同期機能
  • エディットページの音声編集とFairlightの使い分け
  • 簡単な調整はエディットページで十分
  • 本格的な音声ポストプロダクションはFairlightへ
  • DaVinci ResolveのFairlightと専用DAWとの比較
  • 専用DAW(Logic Pro、Pro Toolsなど)との違い
  • Fairlightで十分なユースケース
  • まとめ — Fairlightを知っておくとDaVinci Resolveの活用幅が広がる
  • あわせて読みたい

はじめに

DaVinci Resolveには映像のカット、エディット、カラー、Fusionに加えて「Fairlight」という音声編集専用のページがあります。名前は聞いたことがあっても、「実際に何ができるのか」「エディットページの音声調整とどう違うのか」がよくわからない、という方は多いのではないでしょうか。

この記事では、Fairlightの位置付けと主な機能、エディットページとの使い分け、そして専用DAW(Logic ProやPro Toolsなど)との違いを概念レベルで整理していきます。操作手順ではなく「Fairlightとは何で、どんなときに使うものなのか」を理解することを目的としています。

DaVinci Resolve認定トレーナーとして延べ1万人以上の受講者に動画編集を教えてきた経験をもとに、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。


Fairlightとは — DaVinci Resolveに統合された音声編集ページ

Fairlightを一言で説明すると

Fairlightは、DaVinci Resolveに内蔵された本格的な音声編集ページです。一般的に音声の専門的な編集を行うソフトウェアを「DAW(Digital Audio Workstation)」と呼びますが、FairlightはこのDAWの機能をDaVinci Resolve内に組み込んだものと考えるとわかりやすいでしょう。

つまり、映像編集と音声編集を一つのソフトウェア内で完結できるということです。別のソフトに書き出して読み込み直す手間がなく、映像を見ながらそのまま音の編集に取りかかれます。

なぜ動画編集ソフトにDAW機能が統合されているのか

動画制作において、音声は映像と同じくらい重要な要素です。どんなに映像がきれいでも、音声が聞き取りにくかったり、BGMのバランスが悪かったりすれば、視聴者は離脱してしまいます。

従来は映像編集ソフトで映像を仕上げた後、音声だけをDAWに持ち出して調整し、再び映像ソフトに戻すというワークフローが一般的でした。Blackmagic DesignがFairlightをDaVinci Resolveに統合したことで、この往復作業が不要になりました。カラーページで色を仕上げた後、そのままFairlightで音を仕上げて、デリバーで書き出す。この一気通貫のワークフローがDaVinci Resolveの大きな強みの一つです。


Fairlightの主な機能と特徴(概念レベル)

マルチトラック音声編集

Fairlightでは数百トラック規模のマルチトラック編集が可能です。YouTube動画であればナレーション、BGM、効果音の3〜5トラック程度で十分ですが、ドキュメンタリーや短編映画のような作品では、環境音やフォーリー(足音などの生活音)、複数のBGMレイヤーなど、トラック数が増えていきます。

Fairlightにはミキサー画面が用意されており、各トラックの音量バランスやパン(左右の定位)を視覚的にコントロールできます。エディットページのシンプルなオーディオ調整と比べて、よりきめ細かいコントロールが可能です。

EQ・コンプレッサー・ノイズリダクションなどの音声処理

Fairlightには音声品質を向上させるためのツールが多数搭載されています。代表的なものを概念レベルで説明します。

  • イコライザー(EQ): 特定の周波数帯域を強調したり抑えたりする処理。声のこもりを解消したり、BGMの特定の帯域を削ってナレーションと被らないようにしたりできます
  • コンプレッサー: 音量の大小差を均一にする処理。声の大きさにムラがある場合に、全体を聞きやすいレベルに揃えます
  • ノイズリダクション: エアコンの音やホワイトノイズなど、不要な環境音を除去する機能。特にDaVinci Resolve Studioのノイズリダクションは高精度で、多くのユーザーから評価されています

認定トレーナーとして教えていて感じるのは、ノイズリダクションの使い方を知っているかどうかで、動画全体の印象がかなり変わるということです。受講者の方が自宅で収録した音声にFairlightのノイズリダクションをかけると、それだけで「プロっぽくなった」と驚かれることがよくあります。

ADR(アフレコ)・音声同期機能

Fairlightにはアフレコ録音のためのADR(Automated Dialogue Replacement)機能も搭載されています。撮影時の音声にトラブルがあった場合、映像に合わせてセリフを録り直す作業です。

また、複数のマイクやカメラで収録した音声と映像を波形ベースで自動同期する機能もあります。複数カメラでの撮影では音声の同期がずれやすいですが、この機能で手間なく合わせられます。


エディットページの音声編集とFairlightの使い分け

簡単な調整はエディットページで十分

DaVinci Resolveのエディットページでも、基本的な音声編集は可能です。具体的には、以下のような作業はエディットページで十分対応できます。

  • クリップごとの音量調整
  • フェードイン・フェードアウトの設定
  • 簡単なBGMのカット・配置
  • 音声のゲイン(音量レベル)変更

YouTube動画でナレーションとBGMだけという構成なら、エディットページの機能で事足りるケースがほとんどです。

本格的な音声ポストプロダクションはFairlightへ

一方、以下のような作業が必要になったらFairlightの出番です。

  • ノイズリダクションで環境音を除去したい
  • EQで声の周波数を細かく調整したい
  • コンプレッサーで音量のばらつきを均一にしたい
  • 5トラック以上の音声を同時にミキシングしたい
  • ADRでセリフを録り直したい

自分のYouTubeチャンネルの制作では、通常のチュートリアル動画はエディットページだけで音声を仕上げています。ただし、屋外ロケの素材やコラボ撮影で複数マイクを使った素材の場合は、Fairlightでノイズ処理やミキシングを行うことが多いですね。用途に応じて使い分けるのがもっとも効率的です。


DaVinci ResolveのFairlightと専用DAWとの比較

専用DAW(Logic Pro、Pro Toolsなど)との違い

FairlightはDAWとしての機能を持っていますが、Logic ProやPro Toolsのような専用DAWとは得意分野が異なります。両者の違いを整理してみましょう。

Fairlightの特徴:

  • 映像との連携がシームレス(映像を見ながら音声編集できる)
  • DaVinci Resolveのカラーやエフェクトと同じプロジェクト内で作業可能
  • 映像のポストプロダクションに特化した音声ツールが充実

専用DAWの特徴:

  • 音楽制作向けのMIDI編集やソフトウェアインストゥルメントが豊富
  • サードパーティ製オーディオプラグイン(VSTなど)のエコシステムが広い
  • 音楽業界の標準ワークフローに対応

要するに、Fairlightは「映像のための音声編集」に最適化されており、専用DAWは「音楽制作」に最適化されています。どちらが優れているかではなく、用途によって適材適所で選ぶものです。

Fairlightで十分なユースケース

実際の動画制作において、Fairlightだけで完結できるケースは多いです。

  • YouTube動画: ナレーション、BGM、効果音のミキシング
  • Vlog: 環境音の処理、BGMバランスの調整
  • 企業プロモーション動画: ナレーションのEQ処理、マルチトラックミキシング
  • ウェビナー・講座動画: ノイズリダクション、音声レベルの均一化
  • ショートフィルム: ダイアログ編集、効果音の配置、サウンドデザインの基礎的な作業

延べ5,000本以上プラグインを販売してきた中で、ユーザーの方から音声に関する相談も多くいただきます。その大半は「BGMと音声のバランス」「ノイズの除去」「声をクリアにしたい」といった内容で、これらはすべてFairlightで解決できるものです。専用DAWが必要になるのは、映像とは独立した楽曲制作や大規模な映画のサウンドデザインなど、かなり専門的な領域に限られます。


まとめ — Fairlightを知っておくとDaVinci Resolveの活用幅が広がる

DaVinci ResolveのFairlightについて、要点を整理します。

  • Fairlightとは: DaVinci Resolveに統合されたDAW機能を持つ音声編集ページ
  • 主要機能: マルチトラック編集、EQ、コンプレッサー、ノイズリダクション、ADR
  • エディットページとの使い分け: 簡単な音量調整はエディットページ、本格的な音声処理はFairlight
  • 専用DAWとの違い: Fairlightは映像のための音声編集に最適化。音楽制作は専用DAWの領域

Fairlightの存在を知っておくだけでも、「音声で困ったらFairlightを開けばいい」という選択肢が生まれます。すべての機能を使いこなす必要はなく、ノイズリダクションやEQなど必要な機能から少しずつ試していくのがおすすめです。

DaVinci Resolveの他のページ機能についても知りたい方は、ノードエディタの基本やDaVinci Resolveプラグインの活用法もあわせてチェックしてみてください。



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machosuke

普通の会社員として働きながら、YouTubeチャンネル・プラグイン開発・講座・コンサルティングをすべて副業でゼロから立ち上げ。「普通の人でもできる」を体現しています。

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目次

  • はじめに
  • Fairlightとは — DaVinci Resolveに統合された音声編集ページ
  • Fairlightを一言で説明すると
  • なぜ動画編集ソフトにDAW機能が統合されているのか
  • Fairlightの主な機能と特徴(概念レベル)
  • マルチトラック音声編集
  • EQ・コンプレッサー・ノイズリダクションなどの音声処理
  • ADR(アフレコ)・音声同期機能
  • エディットページの音声編集とFairlightの使い分け
  • 簡単な調整はエディットページで十分
  • 本格的な音声ポストプロダクションはFairlightへ
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よくある質問

DaVinci ResolveのFairlightページとは何ですか?

FairlightはDaVinci Resolveに内蔵された音声専用の編集ページです。マルチトラック編集、EQ、コンプレッサー、ノイズリダクションなどのDAW機能を備え、映像と音声のポストプロダクションを一つのソフトで完結できます。

FairlightとエディットページのどちらでBGMを調整すべきですか?

簡単なBGMの音量調整やフェード程度であればエディットページで十分です。複数トラックのミキシングやEQ調整、ノイズリダクションなど本格的な音声処理が必要な場合はFairlightが適しています。

Fairlightは無料版のDaVinci Resolveでも使えますか?

はい、FairlightページはDaVinci Resolveの無料版にも搭載されています。基本的なマルチトラック編集やEQ、ノイズリダクションなどの主要機能は無料版でも利用可能です。

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